■ 金継ぎ③ ■
■ ポンッポンッ、と丁寧に。
前回の『弁柄漆』を塗った部分が完全に乾きました。
表面を砥石で滑らかに研いだら、いよいよ『金粉蒔き』の工程です。
前工程と同じく弁柄漆をムラにならないよう、薄く均一に塗ります。
塗った部分を30分程度乾かした後、<真綿>に金粉をつけて
そぉっと・・・そぉっと・・・
乗せるように丁寧に、金粉をつけていきます。
金粉が鼻息で飛ばないように(笑)
漆の表面を優しくなでるように、
クッと息を止めて
■ 水で濡らした綿棒で、
余分な金粉を取り除きます。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っっ
ふ~っ。
金粉を乗せたら、更に3~4日乾かします。
一つ一つの工程は簡単ですが、乾燥させる時間が結構かかります。
次の日には触りたい衝動にかられる私ですが、ガマンガマン!!
でもこの乾燥が終われば、いよいよ最終工程の
『金粉固め』と『仕上げ磨き』を残すのみ。
透漆で金粉を乗せた部分をコーティングして、
<メノウ>で金の部分を磨き上げます。
キレイに仕上がるといいなぁ♪
金継ぎしたこの器に、早く<雪玉ぜんざい>や<カフェラテ>を盛りたい。
ブログを読まれたお客様がこの器に当たったら、
「おっ、これか!」と
お連れ様との話題のキッカケになったりするといいなぁ・・・ふふっ。
- By K -