■ シュウカイドウ ■
大型台風が日本を縦断して、
昨日は高山でもよく雨が降りました。
雨が降ると、夕方、帰る頃には寒い上、
暗くなるのも本当に早くて、
昔ながらの佇まいを残す古い町並みは、漆黒に包まれます。
これも情緒のある景色ですが、何だか寂しい感じがしますね。
3~4日前から、
中庭の椅子席近くに
据えているこの花器。
生けているのは
<秋海棠 シュウカイドウ>
です。
多くが、中国大陸(山東省以南)、マレー半島に分布し、
日本には江戸時代初期に園芸用に持ち込まれました。
丈夫な性質で、種や球根で増やすことが出来ます。
とても可愛いので色々調べてみて見つけた花言葉は、
「自然を愛す、恋の悩み、片思い、未熟」
「片思い」はハート形の葉の片方が大きくなるところから、といわれているそうです。
何となく、物悲しく、切なくなる季節<秋>。
その秋に花を咲かせる<シュウカイドウ>。
伝わらない気持ち、片思いの切なさを、
静かに花咲かせることで伝えようとしているのでしょうか?
ロマンティックで素敵ですね。